
3月4日(金)より宮崎キネマ館にて
ほか全国順次公開
ロードショー
TOPICS
2022.3.9 宮崎ケーブルテレビ「週刊マックン情報局」に古木洋平が出演しました
2022.3.9 FM宮崎「ハイブリッドモーニング」に監督古木洋平が出演しました
2022.3.5 公開記念イベント『古木監督スペシャルトーク + ミニライブ』を開催しました
2022.3.2 監督古木洋平がMRTラジオ「ワリガチ」に出演しました
予告編

イントロダクション
ふたりの神が出逢った「みち」
神代の昔
高天原よりやってきた天孫ニニギノミコトは
ある川のほとりでコノハナサクヤヒメと出逢う
ふたりが出逢い暮らしたみちのりは
やがて「記紀の道」と呼ばれるようになり
古より流れる川に寄りそい
今も人々は暮らしている――

15年前、みちづくりから始まった

最初にあったのは「点在する神話の伝承地」と「小さな水路」そして「古い絵図」
江戸時代に記された「神代の絵図」は日向国に点在する神話の伝承地やいくつもの泉が書かれている。
西都原台地からの湧水にめぐまれた、実り豊かな大地。
この地に鎮座して千有余年の歴史をもつ、伝承地の一つ都萬神社。千年以上もの長い間、人々はこの地で暮らしを営んできた。
2005年、それらの伝承地を一つにつなげる遊歩道を整備し、歴史を活かした地域づくりをしようという市の事業がスタートする。
千年のバトンを受けとる現代の私たちが、地域の宝を一つのみちでつなげる試みが始まった。

古から未来へ、記紀の道が紡ぐそれぞれのみちのり
宮崎県西都市の中央に位置する神話の遊歩道『記紀の道』は古よりこの地を守り人々が暮らしてきた。地域に対する誇りや愛着の熟成を目的とした『記紀の道』整備事業に伴い、一層地域住民は思いを込めて風景作りに取り組む。小川では蛍を育て、水鳥のやってくる美しい池を守り、沿道では古代蓮や季節の花を育てる。
古代から続く道の上で、美しい景観と共に今を生きる人々の姿を、移りゆく季節と、神話の深い時間を通して描くドキュメンタリー映画。地域の愛が溢れる本作を通して、ここにしかない「みち」が、誰にでもある豊かな「みちのり」にきっとつながっていることに願いを込めて。

何気ない日々の暮らしが
数千年という風景に続いている
監督 古木 洋平
はじめて記紀の道を訪れた日、川でキャベツをまき、蛍のエサとなるカワニナを育てる一心さんと出逢いました。蛍の成長する逢初川の源流付近は、まさに記紀神話のなかで、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢い、命を授かった場所として、この土地では語られています。命を司る「蛍の光」は、コノハナサクヤヒメという限りある命の象徴がもたらす神話と交錯し、時をこえて、古と今が光によって結ばれていく不思議な時間をもたらしました。
そこに暮らす人々は、"記紀の道"に寄り添い、道を大切に想い、うつくしい景観を守り、育てます。何気ない日々の暮らしが、数千年という記憶をもつ風景に続いていくのだろうということを考えながら、神話につながる瞬間(それはポッカリと穴を開けて目の前に現れる)を探しながら記録した映画です。のんびりと道を歩くように、この映画をみてもらえたら嬉しいです。
スタッフ
監督 古木 洋平
プロデューサー 清武 清
撮影 牛久保 賢二/Matthew Carmody
音楽 Porlar M/東 瑛子
アニメーション 渡辺 亮
整音 家崎 大
デザイン 田中 翼
企画 小笠原 浩幸/伊東 修司/崎谷 浩一郎/西山 健一
サポートスタッフ 藤崎 秀一/武長 信亮/福永 昌俊/川添 詩織/濱門 康三郎/福冨 可南子
応援してくださる方々

映画「みちのみちのり」は、地域の皆さんや関係各所のご協力、クラウドファンディング等を通して協賛していただいた全国の方々のご支援により制作されました。
制作協力 西都市/妻北地域づくり協議会/歴史を活かしたまちづくり推進委員会/西都市地域おこし協力隊
撮影協力 宮崎県立西都原考古博物館/西都市歴史民俗資料館/日向國二之宮 都萬神社/妻北小学校/稚児ヶ池保育園/三谷木材産業株式会社
後援 西都市/西都市教育委員会/西都市観光協会/宮崎日日新聞社/宮崎県
協賛 企業・団体52社 個人278名のみなさん



